サイト内検索

JEMCO通信

2015-05-26 コンサルティング トピックス

今月のランキング | 今後のメガトレンドと取り組み状況のGAP

文責:ジェムコ日本経営  広報室 マーケティング担当 安村亜紀 

 

◆今回のランキング(というよりグラフ)
今後10年20年を見据えた際、キーとなる、クラウドコンピューティング、ライフイノベーション、サスティナビリティ、これら3つのメガトレンドに対する課題認識と、現状の取り組み度合いの乖離がかなりあるなあと感じるこの調査結果。このグラフは、2014年の9月に実施した未来予測1Dayセミナーの来場者に聞いたアンケート結果をまとめたものです

(回答数88名、来場者属性はhttp://jemcoblog.doorblog.jp/archives/41152247.htmlを参照。)アンケートコメントを改めて眺めてみると各社、今後の事業の方向性が薄ボンヤリとしていて、なかなか具体的な取り組みにまで踏み込めていないという書き込みがかなり多くありました。開発や事業テーマは何となく沢山出てきているが、何をどのような優先順位で、どうやって、取り組めば良いのか暗中模索であるような言葉も沢山ありました。

 

 

一方、モノに溢れた世の中ですが、まだまだチャーミングな製品が出てきて楽しくもあります。
例えば、全自動化粧マシーン、顔用プリンター「MODA」。顔面の凹凸や配置をスキャンしてマッピング、全自動でメイクする装置。スマホのアプリでサンプルから希望のメイクを選んで顔を入れれば、わずか30秒で下地やファンデーション、そしてハイライト、アイメイク、チークや口紅までを自動で施してくれるそうです。ズボラ婦人の名をほしいままにする私にとっては、「なんと都合のよい製品だこと!」。客観的にベストな化粧方法で、自動描画してメイク時間が浮くのは、本当に助かる。子育て介護家事などで忙しいワーキングウーマンの救世主となるかも!と思うのは私だけでしょうか。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1504/06/news100.html

もう一つ唸った商品は、パナソニック・ エコソリューションズのタンクレストイレ「新型アラウーノ」(2015年6月2日より発売)。

http://ascii.jp/elem/000/000/877/877854/

新技術の「ハネガード」というのが、従来の「アラウーノ」ですでに実装している2種類の泡と水流によって流すたびに自動洗浄する“激落ちバブル”を利用し、便座を上げると自動的に水位が下がって泡が投入され、立ちながら用を足した際の飛び散りを大幅に抑制する—といいます。日本のトイレに対する情熱、恐るべし。ところで、この製品はオジサン目線で開発されたのではなくレディース目線が入っていることと思う。というのも我々レディースは、トイレを美しく使えない殿方や、美しく維持できない店舗に対して猛烈にゲンナリします。そういう意味で、こういった配慮のあるトイレを設置しているお店は婦人受けが良いこと請け合い。国内需要を考えるとレディースを味方につけておきたいというのが店舗の心情だと思います。ということで、この新型アラウーノ、店舗の需要、かなりありそうです。それに、掃除の手間や時間も省けることから、高齢化が進むなか介護施設でも重宝されそうです。こういう突き抜けた着眼点で開発される技術と製品。日本の製造業が失ってはいけないマニアックさだと思います。本当に、素敵です。

このような製品は、ニーズ無関係に社内に籠ってゴニョゴニョやっていては出てこないと思います。人の話を聞かないKYからもこういったモノは生まれづらい。アンテナの高い人と常時コミュニケーションし、今後10年後20年後の市場は、ニーズは、ユーザーは、どのような姿なのか?常にとらえておくことが、今後のビジネスマンの必須科目となるとつくづく思うのです。だからこそ、田中栄さんとJEMCOの山崎による未来予測セミナーとセミナー来場者との懇親会は、特に製造業の技術系の部門の人に聞きにきてほしいと願っております。最後つい宣伝になってしまったが、本当に全力でオススメしたいのです。

未来予測レポート2015-2030実践!アフタヌーン★セミナー 』
2015/6/4(木)12:50~19:30 (17:15-19:30は交流会) @東京(神田)

http://jemco.co.jp/seminar/150604/ 

以上

 

【データの転用転載について】

資料の転用転載を行う場合、お問い合わせ先に、用途をご連絡の上、必ず 「(c)Copyright 株式会社ジェムコ日本経営 www.jemco.co.jp 」と明記の上ご利用いただけますようお願い致します。用途によっては、データをご利用いただけない場合もございます。あらかじめご了承ください。

 

資料
ダウンロード
セミナー・
イベント情報