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JEMCO通信

2023-05-23 物流・SCMのこれから

2024年問題とグローバル物流の見直し(前編)

文責:ジェムコ日本経営

昨今、「2024年問題」が話題となることが多いのではないでしょうか。
働き方改革関連法によって、2024年4月1日から自動車運転業務における時間外労働時間の上限規制が適用され、そのことで運送・物流業界に生じる諸問題が「2024年問題」といわれています。

2024年問題とは? 2024年問題への対応は重要な経営課題の一つ

2024年問題により、国内物流市場では「2024年4月以降、物流が回らない・運べない」という問題に直面する可能性があり、荷主・事業者双方での危機感が徐々に高まっています。
それだけに2024年問題への対応は、業種・業界を超えて企業における重要な経営課題の一つとなっています。

グローバルの視点 キーワードは“リスクに強いサプライチェーンの再構築”

一方、グローバルの視点では、コロナ禍でクローズアップされた“リスクに強いサプライチェーンの再構築”というキーワードが話題になっています。しかし、未だその課題は積み残され、有効な手立てを打てていない企業も多いのではないでしょうか。

更に、一向に好転しない経済や経営環境(円安や原材料、エネルギーコスト上昇による経営の収益性の逼迫、等)が重なり、経営判断として、物流・ロジスティクスに対する早急かつ抜本的なアクションの必要性は日に日に増加しています。
かつてのような、「良いときは皆良い。悪いときは皆悪い」のような事業構造ではなく、タイムリーに先を予測し「効果的な対策を先手先手で打っている企業と、そうでない企業」(勝ち負けの差)が拡大していくことが想像されます。

サプライチェーン整流化の成功要因は?

このコラムの後編では、サプライチェーン整流化の成功要因の一つであり、ロジスティクス構造改革の一環である「グローバル物流の見直し」を“コスト”を切り口として取り上げてみたいと思います。

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