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JEMCO通信

2025-02-03 コンサルティング トピックス

「生産のロスコスト」とそれをなくすための「生産のDX化に向けてやるべきこと」とは?【後編】

文責:ジェムコ日本経営

生産面の改善活動をしても、現場作業や製造間接の業務と言ったオペレーション領域には多くのロスコストが残り、埋没していると言えます。
つまり、実務者は改善活動による効果を実感できないままとなっているのです。では「生産のロスコスト」とはどのようなものを指すのでしょうか?
後編では「生産のDX化」などについて話していきます。

生産のDX化とは?

生産のDX化とは、デジタル技術を活用して、従来の生産プロセスを根本から変革し、より効率的で高品質な生産体制を実現することと言えます。
なぜDX化が必要なのかといえば、下記のようなことが実現できるからと考えられます。

・生産性の向上
 人による作業を減らし、生産性を大幅に向上させることができます。
・品質の向上
 データ分析により、品質管理を徹底し、不良品発生率を低減させることができます。
・コスト削減
 生産の効率化などにより、コストを大幅に削減することができます。

生産のDX化に向けてやるべき2つのこと

ロスコストをなくすために「生産のDX化に向けてやるべきこと」について次の2つをご提案したいと思います。

提案1)
最初にオペレーション領域の生産のロスコストの正体を見える化し、掘り下げることで、部門間に跨るような抜本的な課題も導き出し、デジタル化とアナログ的な改善とを融合させることで確実に効果を得ること。

提案2)
生産のロスコスト削減は、「生産情報」を切り口として改善し、実務者に効果を実感してもらい、「生産のDX化」を受け入れられるようにして、改革のはずみとなるようにすること。

生産情報とは?

生産情報とは、「生産に必要な需要、設計、計画、実績情報のこと」と定義します。この生産情報の流れは、下記の2つで構成されます。

・受注~出荷情報の流れ
 SCM(サプライチェーンマネジメント)の情報の流れ
・新製品開発、新仕様情報の流れ
 PLM(プロダクトライフサイクルマネジメント)の情報の流れ

生産のDX化が上手くいかないなら・・・

上記のポイントを参考に、自社の状況に合わせて生産のDX化を推進してみてはいかがでしょうか。もし、「自社だけではなかなかうまくいかない」など、お悩みがありましたら、ぜひジェムコ日本経営お問い合わせください。

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