デジタル技術を活用した業務改革(DX)~第5回 DXスキル定着を目指した活動展開例~
文責:ジェムコ日本経営 秋山和則
「デジタル技術を活用した業務改革(DX)」では、最新のDX技術を活用し、段階的かつ体系的に業務効率化や業務自動化を進める計画を立案しています。この活動は、企業内でのDXスキル定着を目指し、コンサルタント主導の業務効率化活動と、メンバー主体の実践的な取り組みを、組み合わせて進行します。以下に各フェーズの概要を示します。
目次
第1フェーズ(3カ月)①コンサルタント主体のRPA導入・RPA活用による効率化活動
経験豊富なコンサルタントが中心となり、RPA(Robotic Process Automation)を活用して現場の業務プロセスを効率化します。具体的には、RPA導入した後に、繰り返し作業の自動化や、情報やデータ処理の効率化を実施し、短期間で目に見える成果を創出します。
第1フェーズ(3カ月)②メンバーへのRPAスキルアップ研修
現場のメンバーがRPAツールを習得し、自らの業務に応用できるスキルを身に付けるための研修を実施します。研修では、基本的な操作方法から実践的なフローの設計までをカバーし、RPA活用の基礎を築きます。
第2フェーズ(3カ月)①コンサルタント主体の生成AIによる効率化活動
生成AI(Generative AI)を活用し、創造的な業務やドキュメント生成、データ分析(AIデータ、画像、情報など)の効率化を進めます。コンサルタントが主導し、生成AIがもたらす新たな可能性を現場に導入します。
第2フェーズ(3カ月)②メンバーへの生成AIスキルアップ研修
生成AIの使い方や応用方法を学ぶ研修を実施します。メンバーが生成AIを活用して、業務自動化など業務にイノベーションを起こすための知識とスキルを習得します。
第2フェーズ(3カ月)③メンバー主体のRPAによる効率化活動
第1フェーズの成果を基に、研修を受けたメンバーが主体となり、RPAを活用した業務プロセス改善を進めます。現場の課題に即した取り組みを通じて、メンバーの自立性と実行力を高めます。
以降のフェーズ~組織全体でのDX推進を強化~
各フェーズで新たなDX技術を導入し、コンサルタントとメンバーが連携して業務効率化活動を進めます。継続的な研修と実践を通じて、組織全体でのDX推進を強化します。