課題解決アプローチ
課題解決アプローチ
ジェムコでは貴社の調達対象品全体の分析から実施していきます。そのうえで改善の効果が大きく見込まれるところをあぶりだし、価格を決める要件である「コスト(原価)」と「プライス(力関係・受給関係)」を下げるテクニックを伝授しながら、コストダウンを行っていきます。
対象品のコストとプライスを明らかにする
価格を決定するには最終的に、発注側と購入先との間で価格折衝(商談)が行われます。この時、「コストやプライス変動要因」と「価格の関係」が大きな折衝ポイントとなります。そこでコストやプライス変動要因を明らかにして、それに対し、どうすればより有利な購買が出来るかという研究を行うことによって商談を有効に展開することが出来ます。
そこでジェムコでは、交渉対象品に対して、発注側としてのコストやプライスを分析し事前把握を行います。
商談の事前準備を行う(商談方針の決定)
商談の事前準備として「商談戦略」と「商談計画」を立てます。商談段階におけるさまざまな局面への対応の備えを行い、商談展開の予定通りの進捗と、商談担当者の能力の平準化と商談方針の徹底を図っていきます。
また従来、商談経過についてのドキュメント管理を徹底し、購入先に対する商談方針・取り決め事項等を明確にし、取引先に対して一貫性持った活動遂行を実現していきます。
商談方針に基づいた戦略的な商談実行
取引先や調達品の特性に応じて設定された商談方針に基づき、商談を“技術談義”と“狭義の商談”に使い分け交渉を行っていきます。
<技術談義>
買い手と売り手が対象品を製作から供給までの機能について その技術水準とコストの評価を理論的・科学的に主張し合い、お互いの改善の可能性を追求する行為。
<狭義の商談>
買い手と売り手が対象品に対して、対象品の価値を価格という尺度に置き換えて、お互いが主張し合い、いかに双方の利益に結び付けるかを論じ合うと共にお互いの接点を見出す行為。
ジェムコでは、VE(※)の「機能(目的と働き)を観点に改善を図っていく手法」に基づき、対象品の価格査定を行うための材料費や加工費の基準を正しく把握するためのメカニズムとノウハウを、活動を通じて提供。購入コスト基準を中心に適正な価格を明確にするため、対象品の「機能・条件・方式・仕様」を吟味し最適な購買価値を追求。さらに仕入先企業のコスト構造や市場の実態を研究して今後の取引政策を定め、より有利となる視点を活用してコストダウンを行います。
※VEとは、バリューエンジニアリングのこと。製品やサービスの「価値」を、それが果たすべき「機能」とそのためにかける「コスト」との関係で把握し、 システム化された手順によって「価値」の向上をはかる手法です。
コスト基準は持っていても「プライス基準」を持っていないケースが多く見られます。これを導き出そうとすると、データの整備や分析が必要になってきます。ジェムコにはこのための独自の手法があると同時に、「競争性を発揮できる環境を作るにはどうしたらいいか?」「交渉の仕方はどうすべきか?」などの具体的な技術もあります。
非量産品の場合は“一品もの”なので、社内に活用できるコストテーブルがない場合が多く、情報不足になりがち。また設計変更、納期遅れやメーカー内での見積精度などの“不確定なコスト”や“ネゴ代”が織り込まれているという実態があります。ジェムコではさまざまな手法で10~15%のコスト改善を実現していきます。
食品メーカーA社の場合
導入前の課題
仕入先製造コストを適正に把握するノウハウがない
直接梃入れしづらいOEM製品など仕入先からの調達費のウェートが大きいが、仕入先にコストを下げろというばかりではシコリが残る。価格引下げとWINWINの両方を実現したい。
ジェムコの支援・サービス
仕入先企業と一体となったコストダウン活動
緊迫した交渉は、ジェムコのコンサルタントが盾となり、仕入先の不満やストレスは吸収。食品業界は値下げ交渉が苦手な傾向にあるため、若手の交渉技術の向上も狙った活動を実施。
年2億円以上
コスト削減
製紙メーカーB社の場合
導入前の課題
グローバル競争で勝つ品質強化・高効率生産体制構築
増産・設備更新の設備投資計画において、効率的・効果的な設備投資計画立案の必要性。
ジェムコの支援・サービス
「設備購買」改革による設備予算」10%削減に着手
頻繁に購入しない設備について、設備コストを全く違う原単位でとらえることを可能とする理論的指導を実施。「買う側、売る側のロジック」を踏まえ、コストの積み上げ、分析の方法、情報の集め方等について指導。
11億円の
コストダウン
(11%改善)