暫定対策
「暫定対策」とは、適切な対策が講じられるまでの間、品質や安全を確保しながら生産を維持するために、暫定的な対策をとること。
不良が発生した場合、根本原因を追究し、被害の拡大を防ぐために速やかな対応を求められます。しかし実施までには時間を要することもありますから、この間の対策をいいます。
暫定対策の目的としては、下記のようなことが考えられます。
・暫定対策を講じることで、適切な対策を見つけるための時間稼ぎができる
・早急な対応が必要な場合に、一時的な対策を講じることで、事態の悪化を防ぐようにする
例えば、不良対策のために設計変更が必要となる場合、設計変更から評価・試験、そして生産への適用に至るまで、数週間かかる場合もあるでしょう。この間、部品を手加工で修正を行い間に合わせたりすることが暫定対策です。
ただし、上記のような暫定対策は、あくまで一時的な対策であり、根本的な解決にはならない可能性が高いので注意は必要です。